スプリントトレーニングマシンを用いたトレーニング 中高年編 スポーツ選手編
スプリントトレーニングマシンは、ランニング能力を向上させる目的で開発された。スプリントトレーニングマシンは、すり足動作とペダルの回転動作を組み合わせた運動内容から組み立てられているが、これらの運動が、全身のバランス運動として効果的であるばかりでなく、骨盤の大腰筋や腸骨筋をはじめとする体幹深部筋を有効活用する運動に通じていることが研究の結果明らかになってきた。
スプリントトレーニングマシンを用いたトレーニングは、中高齢者の歩行能力の向上や基本的な健康づくりの運動として重要な内容を含んでいることに注目して、体力が低下している高齢者を対象として東大柏Ⅱキャンパスと静岡県総合健康センターにおいてトレーニング研究を進めたところ、大腰筋の横断面積を平均１０％増大させる効果や歩行能力を大きく改善させる効果が明らかになった。十坪ジムトレーニングでは、スプリントトレーニングマシンは、重要な位置づけを持ったトレーニングマシンとなっている。
また、近赤外光を用いた脳内酸素化動態モニター装置（ｆＮＩＲＳ）を用いた研究によると、スプリントトレーニングマシンを用いた運動中に他のトレーニングマシン利用時と比較して、最も活発な変化が脳内に生じていることも明らかになった。
Sprint training Machine was developed originally with the intention to improve the motion of running. The movement of the sprint training machine is composed of two factors of the motion of sliding walk and the pedal revolution. It is getting clear that these movements are effective not only to improve body motor balance of sports and daily activities, but also to stimulate the muscle activities of deep part of a trunk and pelvis such as psoas major muscle and iliacus.
Exercise of Sprint training machine contains some important factors of improving the walking ability and health of old-aged people.
The investigation of the training effects was carried out for old-aged people at the University of Tokyo, KashiwaⅡ Campus and the Health Promotion Center of Shizuoka-Prefecture.
The research results showed that sprint training machine improve walking ability greatly and increase the cross sectional area of psoas major 10% in average.
In the investigation using fNIRS (functional near-infrared station), the most marked activities in the blood flow of the brain was observed during exercise of sprint training machine.
Sprint training machine is very important role in the training of Totubo-gym.
スプリントトレーニングマシンの発想と動作原理
東京大学柏Ⅱキャンパス「生涯スポーツ健康科学研究センター」での研究とトレーニング環境
運動に関連する脳の機能 易しい脳の解剖図
スプリントマシンの使い方に関する動画（「十坪ジム川崎」の作成した動画）
スプリントトレーニングマシンの使い方 １
スプリントマシンの使い方に関する動画（静岡県総合健康センターの作成した動画）
スプリントトレーンングマシンの使い方 ２
スプリントトレーニングマシンの使い方：「十坪ジム岡崎」が作成したトレーニング方法の動画を紹介します。
スプリントトレーニングマシンの使い方 ３
岐阜県御嶽山の標高１７００ｍにある御嶽高地トレーニングセンターには、認知動作型トレーニングマシンが設置されたKK Labo (KKラボ）があり、スプリントトレーニングマシンが利用されています。利用者はスポーツ選手ですが、この映像は、マシントレーニングについては初心者のランナーが利用した場合のものです。（KKLab が作成した動画）
スプリントマシンを利用したスポーツ選手の一例
スプリントトレーニングマシンは、ランニング能力を向上させる目的で開発された。スプリントトレーニングマシンは、すり足動作とペダルの回転動作を組み合わせた運動内容から組み立てられているが、これらの運動が、全身のバランス運動として効果的であるばかりでなく、骨盤の大腰筋や腸骨筋をはじめとする体幹深部筋を有効活用する運動に通じていることが研究の結果明らかになってきた。
スプリントトレーニングマシンを用いたトレーニングは、中高齢者の歩行能力の向上や基本的な健康づくりの運動として重要な内容を含んでいることに注目して、体力が低下している高齢者を対象として東大柏Ⅱキャンパスと静岡県総合健康センターにおいてトレーニング研究を進めたところ、大腰筋の横断面積を平均１０％増大させる効果や歩行能力を大きく改善させる効果が明らかになった。十坪ジムトレーニングでは、スプリントトレーニングマシンは、重要な位置づけを持ったトレーニングマシンとなっている。
また、近赤外光を用いた脳内酸素化動態モニター装置（ｆＮＩＲＳ）を用いた研究によると、スプリントトレーニングマシンを用いた運動中に他のトレーニングマシン利用時と比較して、最も活発な変化が脳内に生じていることも明らかになった。
Sprint training Machine was developed originally with the intention to improve the motion of running. The movement of the sprint training machine is composed of two factors of the motion of sliding walk and the pedal revolution. It is getting clear that these movements are effective not only to improve body motor balance of sports and daily activities, but also to stimulate the muscle activities of deep part of a trunk and pelvis such as psoas major muscle and iliacus.
Exercise of Sprint training machine contains some important factors of improving the walking ability and health of old-aged people.
The investigation of the training effects was carried out for old-aged people at the University of Tokyo, KashiwaⅡ Campus and the Health Promotion Center of Shizuoka-Prefecture.
The research results showed that sprint training machine improve walking ability greatly and increase the cross sectional area of psoas major 10% in average.
In the investigation using fNIRS (functional near-infrared station), the most marked activities in the blood flow of the brain was observed during exercise of sprint training machine.
Sprint training machine is very important role in the training of Totubo-gym.
スプリントトレーニングマシンの発想と動作原理
東京大学柏Ⅱキャンパス「生涯スポーツ健康科学研究センター」での研究とトレーニング環境
運動に関連する脳の機能 易しい脳の解剖図
スプリントマシンの使い方に関する動画（「十坪ジム川崎」の作成した動画）
スプリントトレーニングマシンの使い方 １
スプリントマシンの使い方に関する動画（静岡県総合健康センターの作成した動画）
スプリントトレーンングマシンの使い方 ２
スプリントトレーニングマシンの使い方：「十坪ジム岡崎」が作成したトレーニング方法の動画を紹介します。
スプリントトレーニングマシンの使い方 ３
岐阜県御嶽山の標高１７００ｍにある御嶽高地トレーニングセンターには、認知動作型トレーニングマシンが設置されたKK Labo (KKラボ）があり、スプリントトレーニングマシンが利用されています。利用者はスポーツ選手ですが、この映像は、マシントレーニングについては初心者のランナーが利用した場合のものです。（KKLab が作成した動画）
スプリントマシンを利用したスポーツ選手の一例
スプリントトレーニングマシンを用いた中高年のトレーニング風景やや幅広（身長（ｃｍ）から１００～１１０㎝を引いた数値が目安）の歩幅で
移動式のペダルを回転させるが、ペダルの位置をできるだけ高く、太ももを高く保って前方に移動させ、静かにペダルの上に体重を移動させていく。この時、足だけを前に出すのでは無く、前足側の腰も一緒に前方に移動させる。その要領は、軸足にしっかり体重をのせ、前に出した足側は、やや腰を前角度にひねるようにして、前脚を前方に運ぶ。着地動作は、ペダルアームを取り付けた中心軸が、手前方向に戻ってくるタイミングに合わせて、慌てずにスムーズに行う。ペダルを後方から前に持ってくるときは、踵から大きく蹴り上げるような動作で、ペダルを回転させるとよい。
Training scene of the sprint training machine for middle-old aged persons
The sliding distance for one stride is set at the number of 50~65cm (body height －100~110cm) on the display of the machine. When a person revolves the pedal on the moving machine, stand with one foot and carry another foot to forward holding the pedal and the knee at a high position, and put down the pedal moderately at the front end of the sliding distance. When a knee and foot are carried to forward, the hip of the same side should be moved deliberately forward with a twist motion. In this movement, most of the body weight is put on the pedal of other side. The timing to put down the pedal at the front end of the sliding distance is equal to the moment of the change of moving direction of the sliding axis of pedal arm. The motion of put down the pedal should not be hurry and rough. The change of body weight from the other foot is carried out on the timing that the pedal is put down under the knee and hip joint of the front side. The pedal of other side is carried with the revolving like the motion of kicking a heel of the pedal to backward.
スプリントトレーニングマシンを用いた研修風景十坪ジム指導者になるためには、認知動作型トレーニングの理論ばかりでなく、実技もできなければならない。
この写真は、指導者養成講習会で、指導者になるためのスプリントトレーニングの実技トレーニングをしている一コマである。スプリントトレーニングマシンの技術習得は、難しい課題の一つである。
The training scene of the sprint training machine
The picture shows the scene of training in the short course to be a leader of Totubo-gym in Kashiwa city. Not only the theory of cognitive motor-skill training but also the practical skills to use the machines are required to be a certificated leader. The practical technique of the sprint training machine was not easy to obtain for the participants.