十坪ジムのトレーニングは「認知動作型トレーニング」と呼ばれるもので、体幹深部の筋群を有効に活動させる目的で、①マシントレーニング、②大腰筋体操、③コアストレッチ・ウォーキング(認知動作型歩行法、大腰筋ウォーキング)の3つの要素から成り立っている。マシントレーニングで正しい体の使い方が身につくと、姿勢や歩く動作が美しく合理的になる。認知動作型トレーニングの効果は、歩行動作の上で最もよく現れる。
コアストレッチ・ウォーキングは、膝腰同側動作の神経支配を用いることが特徴である。
平成30年6月20日 日本文芸社から、「東大式世界一美しく正しい歩き方」小林寛道著 (価格1300円)が発行された。その内容は、大腰筋ウォーキング(コアストレッチウォーキング)の解説である。サブタイトルは、100歳まで健康で動けるカラダをつくる!。大腰筋ウォーキングで一生ものの足腰に!。その本の骨子となる部分は、以下に示された内容である。
コアストレッチ・ウォーキングは、膝腰同側動作の神経支配を用いることが特徴である。
平成30年6月20日 日本文芸社から、「東大式世界一美しく正しい歩き方」小林寛道著 (価格1300円)が発行された。その内容は、大腰筋ウォーキング(コアストレッチウォーキング)の解説である。サブタイトルは、100歳まで健康で動けるカラダをつくる!。大腰筋ウォーキングで一生ものの足腰に!。その本の骨子となる部分は、以下に示された内容である。

歩行動作にかかわる神経支配は、基本的には「斜体側型神経支配」であるが、ナンバと呼ばれる「同側動作型神経支配」がある。認知動作型トレーニングでは、大腰筋の働きを歩行動作の中で有効活用させるため、みぞおちから下を広い意味で「脚」と考え、大腰筋の働きを含めた膝腰同側動作を提唱している。

正面から見た場合、右足を前に出し、右足の膝・腰・肩(わきの下)が一直線(鉛直線)となるような姿勢を取った場合を「右体軸バランス」と呼んでいる。左足を前に出し、左足のくるぶし、膝、腰、肩(わきの下)が、鉛直線上に乗った姿勢が「左体軸バランス」のとれた姿勢という事になる。

歩行ができ始めたころの幼児の歩行動作バランスを観察すると、右体軸バランス、左体軸バランスを交互に取った姿勢で歩行していることがわかる。

車軸移動式パワーバイクを用いたトレーニングでは、ペダルを回転させることよりも、右体軸バランス姿勢、および左体軸バランス姿勢をしっかりとることを最優先する。この姿勢バランスは、大人の歩行能力や立位姿勢を保つ上で、最も大切な基本姿勢となる。

膝腰同側動作を身に着けるためには、すり足動作トレーニングマシンを用いることが有効である、すり足動作トレーニングマシンでは、はじめは手すりをつかんでトレーニングするが、慣れてきたら手放しで膝腰同側動作を練習する。腕の振りは、はじめはナンバ型で行うが、トレーニングを重ねることによって、普通の歩行動作と同じように振りながら、大腰筋を有効活用した同側動作型歩行ができるようになる。

膝腰同側動作型歩行は、コアストレッチウォークと呼ばれるが、この動作を頭の上からみた場合の模式図を描いたものである。右足が前に出た時は、左腰も前に出て、骨盤は、8の字を横に描いたような軌跡を描いて動かされるbことになる。



膝だけでなく、同側の腰も高く引き上げる

ランニングの場合、昔は膝を高く上げるもも上げ運動がドリルとして行われたが、膝を高く上げる場合に、同側の腰も高く引き上げるもも上げ動作が良い。

脚を前方に出すときに、同側の腰も膝と同じ方向に出し、かかとから着地した時に、腰が膝の上に載った姿勢で体全体を進行させる。反対足を前に出すときは、腰の回転を有効に使う。

コアストレッチ歩行法では、足首の角度をあまり変化させずに、立位姿勢をとったときの角度をできるだけ保つようにする。