東大柏Ⅱキャンパスでは、2006年から2014年夏まで、知的障害を持った子供たちを対象に、認知動作型トレーニングマシンを用いたトレーニング教室を開催した。知的障害の程度は、重度から軽度までさまざまであったが、保護者同伴を条件に、週1回60分間のトレーニングを行った。チーム名は、「インテリチーム」。チームのメンバーは、5年以上継続した人も10名以上いた。始めは、指導も難しい面があったが、マシントレーニングの要領が会得できると参加した人たちは、大変うれしそうにトレーニングに取り組んだ。認知動作型トレーニングは、知的障害を持った人たちにも大変喜ばれるトレーニングであった。
寄付講座の終了によって、「インテリチーム」のトレーニングも惜しまれて終了した。
インテリチームのソフト筋トレマシンルームでのトレーニング風景寄付講座の終了によって、「インテリチーム」のトレーニングも惜しまれて終了した。
インテリチームのトレッドミルミル運動とスプリントトレーニングマシンのトレーニング風景
インテリチームのリハビリ舟漕ぎマシンとメリーちゃんのトレーニング
インテリチームのスプリントトレーニングマシンのトレーニング風景
インテリチームのスプリントトレーニングマシンの一コマ
しっかりと膝があげられ、正しい姿勢で、ペダリング動作が行われている。
この人は、スペシャルオリンピックの体操部門で国際大会でも上位メダルを獲得した実績がある。
インテリチームのスプリントトレーニングマシン
始めは、非常に難しい運動であったが、練習を積み重ねていくうちに、正しい姿勢でペダリングができるようになった来た。付き添いの保護者も指導の技術が向上してきた。
インテリチームのショルダーリンクのトレーニング
おじいさんが熱心に障害を持った孫のトレーニングに取り組んでいる。
少年は、言葉も不自由であるが、トレーニングを積み重ねるうちに、礼儀作法や生活行動にきちんとしたことができるように成長してきた。
インテリチームのトレッドミル
ベルトの上では、なかなか歩くことのできなかったが、だんだんとスピードを上げて走ることが楽しくなり、時速10㎞程度で数分間走ることができるようになった。トレッドミルミルでの走りは、最も喜ばれた運動の一つである。
インテリチーム
メリーちゃん動作風景
インテリチーム
メリーちゃん動作風景2
インテリチーム
トレーニングの終わりの挨拶風景
挨拶の言葉を発する練習
インテリチーム
50m全力走
インテリチームのトレーニング最後の日。
皆楽しそうな笑顔で、最終日を迎えた。
論文
学術誌名: Perceptual Motor Skills
発行年・巻・号・頁: 2011. 112. 2. 573-580
タイトル:Physical and Motor Skill Training for Children with Intellectual Disabilities
著者:Kimiyasu Hayakawa, Kando Kobayashi (2名)