運動の指導を行っていると、膝、腰、肩、など体のいろいろな部分に動くと痛みを感じる場合と、動かなくても痛みを感じる人の数が非常に多いことが気になる。体の動かし方によって痛みを緩和したり、痛みを感じなくなることも多いので、体の動かし方を身につけることも必要である。また、痛みが生じなくなるような運動の方法の指導も大切だと感じられる。合気道の技のでは、固め技を受けた時に体に力を入れれば入れるほど痛さが増大する。力を抜けば痛みを感じなくなる。すなわち力を入れることは痛みを増し、力を抜けば痛みは軽減する。力を抜いて運動することの大切さが奨められる。また、オーバーストレッチは、痛みを生じさせるが、合気道の技はオーバーストレッチやひねり動作を組み合わせたものだということもできる。これまでの多くの経験をもとにして、痛みを緩和する運動の指導と身体のケアについて、講演風に解説した。
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