80歳代後半から90歳代の人では、姿勢が丸くなり、歩く姿勢も前かがみになっている人が多くいます。これは、腹筋や背筋が弱くなり、頭が重いので前かがみになると説明されてきています。
このため、腹筋や背筋運動をすることが勧められますが、それだけではなかなか改善されません。
私は、健身塾オダサガで90歳の男性、健身塾藤沢本町で89歳の男性を直接指導していますが、いずれの場合も姿勢の改善や歩行能力の著しい向上がみられたので、どのような指導を行っているか紹介します。
歩行が不安定になるのは、基本的に片足で体重を支える姿勢バランスが取れない状態になっているからです。
前足に同じ側の腰を乗せて片足立ちの立位姿勢のバランスが取れれば、それを右左に繰り返せばよいわけです。骨盤と股関節、および膝の立位バランスを高めるために「志村けんのひげダンス」に含まれているような動作(仕草)を活用しています。すなわち、両手首を背屈させて、肘を伸ばしながら体の脇で、地面を押すようしながら腰や背中を伸ばす動作をすることです。「ひげダンス」に含まれるエッセンスを生かしながらの歩行姿勢向上の指導法について、詳述します。
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