認知動作型トレーニングマシンを用いた小規模ジムのご案内

97歳女性のスプリントトレーニングマシンビデオ画像
千葉県柏市内には、「十坪ジム」が10店舗あります。「十坪ジム」は2007年に4店舗同時に開設されました。高齢化社会に向けて、自宅から10分程度の距離内に地域密着型の小規模運動施設を数多くつくるという当初の目標に基づき、今日（2020年）に至っています。当初3年間は経済産業省（単年度）、千葉県（単年度）、柏市（3年間）からの補助がありましたが、NPO法人（東大スポーツ健康マネジメント研究会）の運営管理（11年間）を経て、2019年からは、民間会社（小林寛道スポーツ健身事務所有限会社）の運営になっています。
柏市内の「十坪ジム」会員の最も多い年齢層は70歳代です。10年前から平均年齢が10歳ほど高くなっています。これは、「十坪ジム」利用者が60歳代から継続しているという理由によるもので、指導者は、「十坪ジム」で10年以上勤務している人が大多数です。指導者は、地域の有志者が指導者研修を受講し、資格（十坪ジム指導者）を得て、「十坪ジム」の指導に当たっています。
「十坪ジム」には、スプリントトレーニングマシン、舟漕ぎマシン、車軸移動式自転車をはじめ、認知動作型トレーニングが7~10台設置されています。
スプリントトレーニングマシンは、最も中心的なマシンで、「すり足動作」と「ペダル回転動作」の組み合わせになっています。ペダル回転動作を行わなくても、「すり足動作」だけでも運動の感覚が気持ちよく、歩幅が狭くなることを予防し、立位歩行バランスを整えるのに効果的であるので、高齢の人も好んでスプリントトレーニングマシンを利用しています。
ビデオは、97歳の女性がスプリントトレーニングマシンを利用している様子を示したものです。（撮影2018年）
97歳女性のスプリントマシンの動画