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リハビリを目的にした認知動作型マシントレーニング 

リハビリを目的にした認知動作型マシントレーニング

脳卒中の後遺症で20年間運動が不自由であった男性(68歳)が認知動作型マシンを用いたトレーニングで、運動機能を回復していく様子を2012年2月から8月の半年間、追跡的に記録しました。
トレーニングは東京大学柏Ⅱキャンパスの生涯スポーツ健康科学研究センターで行い、小林が全過程を直接指導しました。初期には入浴も自分一人ではできなかった状態から、一人で入浴できるほどに機能が改善されました。利用したマシンは、すり足動作型マシン、体幹ひねりマシン、パワーアシスト付き舟漕ぎマシン、パワーアシスト付き脚屈曲伸展マシン、小型トレッドミル、ですが、この後に、大股ストレッチマシン(かまぼこ型)、メリーちゃん(パワーアシスト型多動式楕円軌道自転車:リハビリ自転車)、補助ローラー付きスプリントトレーニングマシン(歩行能力改善マシン)などが、開発改良されていきました。
 また、マシントレーニングと手技の組み合わせが有効であることが実証できたことによって、2018年には、「十坪ジム初石」に隣接して、「初石鍼灸マッサージ院」を開設する契機ともなりました。
このビデオは、日本体育学会介護福祉・健康づくり専門領域、東北のリハビリ医療研究会などで発表されています。(公開2020年5月26日)(ビデオ時間10分40秒)

リハビリを目的にした認知動作型マシントレーニングの一例



*日本体育学会第64回大会(2013年)
 「脳卒中慢性期リハビリテーションに対する新しい試み:認知動作型トレーニングと手技の方法」 小林寛道

方法
 脳卒中の後遺症で20年間半身不自由な状態が継続している男性(68歳)を対象として認知動作型トレーニングを用いて週2回、2年間トレーニングした。
 認知動作型トレーニングマシン:
  ①すり足動作型トレーニングマシン(平成23年 新規開発) ②体幹ひねりトレーニングマシン(平成23年度新規開発)    ③パワーアシスト付き船漕ぎマシン(平成20年開発) ④パワーアシスト付き脚屈曲伸展マシン(平成21年開発) ⑤かまぼこ型大股ストレッチマシン(平成24年新規開発)
結果と考察
1.硬直状態にあった上肢(腕)を、自己意識で動かすことができるようになった。
2.下肢の動きも自由度を増し、徐々に機能回復状態を進行させている。
  (脚の装具は、5か月で不要になった)
3.硬直状態にある上肢や指の柔軟性を導くための「手技」が、有効な働きをしたようである。
4.以下、ビデオでの発表。